肩こり・首こり、腰痛の治療について

肩こり・首こり、腰痛について

 

当院では、肩こり・首こり、腰痛に特にこだわりを持って施術を行っています。

 

鍼灸マッサージなどの手技療法は、それがツボと呼ばれているかトリガーポイントと呼ばれているかは別として、

基本的に悪い部位、筋硬結(とそれを包む筋膜)を見つけていかに正確に鍼灸や指(マッサージ)で刺激を入れるか、ということに尽きます。

もちろん局所だけの治療は根本的な解決にはならない場合が多いですが、「一時的な鎮痛効果」ではなく「こりを取り除いたうえでの鎮痛」を目的に据えるならば凝っている部位への正確な刺激は絶対に必要です。

 

肩こりの特殊性

上記のうち、さらに肩こりの治療には特にこだわりがあります(→ 肩こりの治療 )。

 

肩こりは年齢・性別を問わず多くの方が患っていらっしゃいます。世間ではなぜか僧帽筋が主たる要因のように捉えられていることが多いですがそれは正しくありません。

このような誤解も手伝っているのと、肩こりは構造が比較的単純なので正しく施術を行えば、一番治療の前後で効果がはっきり出やすい症状です。(詳しくは 肩こりの一番の原因筋 をどうぞ )

もちろん根本的な解決には肩より下位(腰背部および下肢)の筋硬結や筋短縮の解消が必要ですが、少なくとも凝って痛みを発している肩のコリが取れないという事はほとんどありません。

 

腰痛と首こり

腰痛と首こりを含めた他のどの部位の凝りも基本は一緒で、コリに対していかに正確にアプローチできるかに尽きますが、腰痛、首コリの特殊性は関わる組織(筋肉、じん帯、関節包など)が多いことと心因性、神経症状などが混在しやすいので、性質上、たとえ理想的な刺激が入ったとしても肩こりほどは早く効果が分かりにくい傾向があると言えます。(→ 腰痛の治療

このような複雑さゆえに、「根本的にコリや筋短縮などを取り除いて痛みを軽減させる」というアプローチではなく、「表面的な治療による一時的な鎮痛効果」を得る治療に逃げてしまいがちですが、当院では脊椎(腰痛であれば腰椎、首コリであれば頸椎)周りの深層にある細かい筋肉のコリまで丁寧に取っていき深層筋・筋膜のストレッチも行っています。(→ 首こりの治療

丁寧にやり出すとかなり手間がかかりますが、通常ここまで細かく治療を受けてこられた方はいらっしゃらないので数十年来のコリが取れて首や腰を動かしたときの解放感に驚かれる方が多くいらっしゃいます。

 

肩こりはたいていマッサージでも何とかなりますが、腰痛、首こりをこのレベルで治療する場合は指では不可能ですので必然的に鍼になります。