他で治らない肩こり・首こり・腰痛・緊張型頭痛などの筋筋膜性疼痛(MPS)でお困りの方へ | 重症者を対象にコリに特化した鍼灸マッサージ治療を提供しています
あまり一般的には言われていないことかもしれませんが、経験上、
受療時の「体勢」は治療効果を上げるうえで結構大事な要素です。
まず、患者様が楽な体勢で十分に脱力できていることが必要です。ある程度以上の時間が経過すればどんな体勢でも辛くなってくるものなので決して我慢せずにお伝えください。力が入ってしまっていたり、余計な体動が生じると安全性や刺激の質の良し悪しに関わってきます。
次に同じ部位(例:肩甲挙筋)を同じ目的(例:肩コリの解消)で治療をするのでも、鍼刺激に適した体組織のテンションとマッサージ刺激に適した体組織のテンションが異なるため、受療時にふさわしい体勢が微妙に異なります。施術時に度々患者様のお身体を動かすことがあるかもしれませんがそのような意味で行っております。これらを考慮しないと効果という面だけでなく”響き”や”痛気持ちいい ”という感覚よりも”不快な痛み”が強くなります。
これらのことは患者様の体型や症状の悪さの程度によっても異なってきます。
また、たとえ見かけ上同じ部位(例:肩の辺り)を鍼で治療する場合であっても、どの深さにあるコリをターゲットにするか(例:僧帽筋か、肩甲挙筋か、あるいは棘上筋かなど)によっても、ベターな体勢が微妙に異なるものです。(例:表層筋をなるべく緩ませておいた上で深層筋のテンションを少し高くしたい、あるいはその逆など。)
個人の治療院ですので大掛かりな設備・用具はご用意できませんが、以上のような事情と患者様の好みや状況に応じてより良い体勢を選んで治療していきます。