身体を押すと凹むのはなぜ?

 

身体を外から押したとき、中はどのようになっているのでしょうか?

単純な疑問ですが、よく考えてみると分かりません。

実際に確認してみると、以下のことが分かります。

皮膚とその下の皮下組織・脂肪層などは、一番表面に近いところにあるので押された時つぶれて薄くなっているのではないかと思ってしまいますが、実はほとんど変化していません。

骨ももちろん、肋骨などが少々たわむという例外をのぞいて変わりません。

凹みは、もっぱら筋肉が逃げることで実現しています。生体における筋肉の役割の一つに保護作用というのがあります。外部の衝撃から骨や内臓を守る役割ですが納得できます。体内では、筋肉が地層のように重なっていますが主に筋膜に包まれた単位で滑り合っていることが分かります。

例えば、外側広筋と中間広筋との間で、あるいは上腕二頭筋の長頭と短頭との間で、などです。

ただし、注意してみると、そのような解剖学的に名前の付いた単位とは別のもっと細かく複雑な単位で滑り合っていることがわかります。

 

今回の動画では

 

1:大腿前部

2:下腿前部

3:下腿後部

4:上腕前部

5:前腕前部

6:前腕後部

7:腰部

8:臀部

9:頸部

 

の部位を取り上げています。

これらの動画から、

マッサージや指圧で押圧刺激を加える場合で、表層筋の表面部分以外に刺激を入れたい場合は、逃げ道をふさぐ工夫をして施術を行わないとコリやそれを包む筋膜部分に刺激は入らないこと、

鍼治療で押手の圧が変化すると中の状態は大きく変わってしまうこと、

などが言えます。

 

 

例:大腿四頭筋 (動画内 1:47 ~)

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例:上腕部 (動画内 5:58 ~)

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例:後頸部 (動画内 12:58 ~)

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例:下腿後部 (動画内 4:34 ~)

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